仕事は役割を実感できることが大切

ずっと同じ職場に勤めて、数十年がたちました。

小さな組織で、職場のメンバーもほぼずっと同じままです。

私は古参の部類なので、細かな雑事とみなされるようなことを仰せつかることはなくなりました。

最初は、逐一、手取り足取りで、面倒をみてきた後輩たちも、いつのまにかそれぞれが、独立して仕事をこなすようになっています。彼らがこなしていることを、私がとって代わることはできないほど、その人なりのノウハウを蓄積しているようです。

ですが、それでも、いつまでも一見雑務とみなされるようなことを担当しつづけている人もいます。例えば、コーヒーや洗剤の在庫管や購入などです。その人の下に新人ができたので、そういう雑事はどんどん新人に任せたいとその人が思っても不思議はない、とも思うのですが、特にそういう考えもないようで、いろいろな裏方の仕事を率先して処理してくれます。

私は、そういう彼女を傍目でみながら、自分の認識が少し誤っていたことに気がつきました。人が職場で充実感をもって働くことができるためには、一人一人が、(たとえ、中枢的な役割ではなく、端からみれば雑事とみなされるようなことでであっても)その人ならではの役割があることを、その人自身と周囲の人間がともに実感できる状況にあることが不可欠なのだと、あらためて認識するようになりました。

もし、逆にこれまで担当してきた作業が他の人に移ってしまったら、人は落胆して、寂しく思ったりするのでしょうね。職場のあり方は単純ではありませんね。

フリーランスで仕事をするということ

私はいわゆる「好きなことを仕事にした」人間です。この仕事についてからもうすぐ20年が経ちます。
昔と今では世間のこの仕事への見方もだいぶ変わったと思います。この仕事に就く前はOLをしていました。好きなことを仕事にする、というのはとても楽しいことです。
学校での勉強は好きではありませんでしたが仕事に関することならいくらでも勉強をしたいと思いますし誰よりも知識を得たいと貪欲になります。けれどもフリーランスという立場なため、やはり収入面ではかなりの不安があります。若い頃はあまり考えなかった老後のことなども、最近はよく考えるようになりました。
いつまでこの仕事を続けていられるのだろうか、自分が引退するまでに十分な貯金ができるのだろうか、怪我などをして収入が途絶えたらどうしようか、などなど。
この仕事に惹かれた理由の一つは会社という組織に縛られずに自分の好きなスタイルで仕事ができる、ということなのですがそれは逆から見れば常に不安定な立場と隣合わせということです。
今更ですが会社勤めして安定した収入を得ている友人などを羨ましくも思ったりもします。好きなことを仕事にする、フリーランスで働く、ということは幸せを感じる場面が多々あるのも確かですが様々なことに不安を抱えてる人もたくさんいると思います。